付属演劇研究所
スタニスラフスキー・システムに基づいた演技・発声の訓練
当演劇研究所では、ロシア国立サンクトペテルブルグ演劇大学を卒業した演出家 西村洋一の指導の元、カリキュラムはロシアの演劇大学をモデルとし、スタニスラフスキー・システムを演技・発声など全ての稽古の基礎としています。ロシアをはじめとするヨーロッパ演劇と、日本演劇のレベルの差は、厳然として存在します。その大きな要因は俳優の演技の違いです。その違いが舞台で「本当に役を生きているかどうか」ということです。
役を本当に生きる、その為に
日本では数十年前から多くの劇団などで、ロシア演劇および俳優術の方法論であるスタニスラフスキー・システムに関心がもたれました。スタニスラフスキー・システムに関する書物は日本語に多数翻訳されていたし、それらを手掛かりにして研究されてきたのです。しかし、十分な成果は得られませんでした。なぜでしょうか? 本来、俳優の演技について、言葉だけで伝えることは不可能だからです。演技の方法は、生身の人間から生身の人間へ伝える以外には、伝えようがないのです。そして、その演技の方法を身につけるには、時間がかかります。1か月程度のワークショップを何回受けても、それを垣間見ることは出来ても、自分のものにすることは難しいのです。
「スタニスラフスキー・システムの方法を理解するのは簡単かもしれないが、実践するのは難しい。そのためにはとても沢山の稽古を必要とする。」
ロシア国立サンクトペテルブルグ演劇大学教授ワレーリー・ガレンデーエフ氏も講義の中でこう語っています。演研では3年間「役を本当に生きる」ための様々な訓練を重ねていきます。
